コロナ禍の中、世界中で巣ごもり消費が進み、これによりECの利用機会も増えました。越境ECも同様で、アジアから欧米豪まで、国・地域を問わず規模が拡大しています。
この機会に自社も越境ECを……と考えている企業も多いでしょう。しかし国をまたいだ取引となるため、通常のEC業務に加え、相手国の法律や税制などへの理解も求められます。
この点に課題があるのなら、越境ECの運営代行業者を活用するのがおすすめです。市場を知り尽くすプロが、的確に業務を遂行してくれます。
そんな越境ECの運営代行について、本記事では業者選びのポイントとおすすめ業者7社を紹介していきます。
自社に合った越境EC代行業者を選ぶポイント
まずは、越境EC代行業者の選定ポイントを4つ解説します。最低限、以下の点を押さえておきましょう。
①ターゲット国の市場に精通しているか
1つめは、自社のターゲット国の市場に精通した業者かどうか。
越境ECと一口に言っても、ターゲット国によって市場の特徴や顧客の嗜好などが変わります。ですので、例えば中国向けに展開するのなら、中国市場に強みを持つ業者を選ばなければなりません。
②実績は確かか
①の項目とも関連しますが、業者の支援実績のチェックも欠かせません。
どの国向けの、どんな商材の、どんな販促をサポートしてきたのか。大抵の業者は具体事例を紹介しているので、細かく目を通しましょう。
③代行業務の進め方を明らかにしてくれるか
3つめは、代行業務の進め方を詳細かつ具体的に教えてくれるかどうか。
ここがブラックボックス化すると、自社の希望が反映されているか、契約内容どおりに業務を進めてくれているかといったことが分からなくなります。依頼する側としては不安ですし、いらぬトラブルを避けるためにも、打ち合わせの際に細かく確認しましょう。
④見積もりに曖昧な項目がないか
見積もりに曖昧な項目がないかどうかも重要です。
ここがハッキリしていないと、予算管理ができないだけでなく、知らず知らずのうちに本来必要ない費用を払っていた……なんて自体にもなりかねません。
初期費用・月額費用のほか、オプション料なども確認しておきましょう。また、成果報酬型の業者だと「成果の定義」を明確にしてもらうのも忘れずに。
おすすめの越境EC運営代行業者:①中国に強い
業者の選定ポイントの次は、おすすめの代行業者を紹介していきます。まずは中国に強い会社から。
JUTOU株式会社
「JUTOU株式会社」は中国市場を専門としたマーケティング支援企業です。上海と湖北省にオフィスを持っており、現地市場の最新動向を踏まえた事業サポートを手掛けてくれるでしょう。
越境ECではタオバオや京東といった大手モールへの出店と運営を代行。SNSやKOLのような、中国での集客に必要不可欠な施策も強みとしています。
<h3>株式会社ビューティフルエンジェル</h3>
「株式会社ビューティフルエンジェル」は美容製品の製造販売を手掛ける企業で、自らも越境EC事業を行う中で蓄積したノウハウを元に運営代行も実施しています。効果を実際に確認した施策を導入してくれるので、机上の空論で終わるようなことはありません。
同社はT-mallの運営に強みをもっていて、ここへの出店を検討している場合は有力な業者候補になるでしょう。
【株式会社ビューティフルエンジェルのサービス詳細はこちらから】
おすすめの越境EC運営代行業者:②台湾に強い
次は台湾に強い代行業者を紹介していきます。
台biz(株式会社AIS)
「台biz」は、株式会社AISが提供する台湾越境EC専門の代行・支援サービスです。リサーチから集客、受注管理、発送、カスタマーサービスなど、EC業務を一通り支援しています。
LPやSNSページは完全にローカライズしてもらえるので、現地の顧客にしっかりと刺さる訴求が可能。専門業者だけあって、台湾市場の知見はピカイチです。
おすすめの越境EC運営代行業者:③韓国に強い
ここからは韓国に強い代行業者を紹介していきます。
NHN SAVAWAY株式会社
「NHN SAVAWAY株式会社」は韓国の大手IT企業NHNグループに属しており、韓国と中国向けの越境EC代行サービスを行っています。大本が韓国企業というのは、現地事情をキャッチアップしながらの運営において安心感がありますね。
また、出品数に応じて料金が決まる仕組みになっており、予算を立てやすい点も魅力です。
【NHN SAVAWAY株式会社のサービス詳細はこちらから】
株式会社LIFE PEPPER
「株式会社LIFE PEPPER」は、年間600件の相談実績を有する海外マーケティングの専門企業です。
韓国向け越境EC代行では、現地企業と連携してEC業務全般を遂行。NAVERショッピング、11番街、G Market、AUCTIONといった韓国の大手モールすべての出店・運営ノウハウを持っているのも心強い点です。
【株式会社LIFE PEPPERのサービス詳細はこちらから】
おすすめの越境EC運営代行業者:④アメリカに強い
次は、アメリカに強い代行業者を紹介していきます。
フォーカスアメリカコーポレーション
「フォーカスアメリカコーポレーション」は、ニューヨークに拠点を置くマーケティング会社です。
越境ECでは米国アマゾンへの出店と運営をサポート。業務を一通り外注というわけにはいきませんが、リサーチや商品登録、コピーライティング、輸送といった課題になりがちなことはしっかりとサポートしてくれます。
【フォーカスアメリカコーポレーションのサービス詳細はこちらから】
株式会社飛躍
「株式会社飛躍」は、英語圏向けの越境EC代行・コンサルを手掛ける会社です。
アメリカ向けの越境ECではShopifyを活用。同社はShopify運営から”Shopify Experts”に認定されており、確かな知見を元に、ECの構築から運営までをトータルサポートします。希望に応じてカスタマイズにも柔軟に対応してくれるので、売上だけでなくブランドも向上させられるでしょう。
まとめ
今回は越境ECの代行業者について、選定ポイントとおすすめ業者7社を紹介してきました。
代行業者は、それぞれ特徴や強みが異なります。まずは自社のターゲットを明らかにし、候補を絞っていきましょう。
自社に合った越境EC代行業者を見極めるうえで、本記事が参考になれば幸いです。